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5.NTT西日本 WEBCASTER V110(西日本専用)

 ルーターの設定画面を呼び出しましょう

ルーターの設定画面は、調べておいたIPアドレスを使ってインターネットエクスプローラで呼び出します。「アドレス(D)」欄にIPアドレスを入力すると、パスワードの入力画面が表示されます。ここで、ユーザー名とパスワードを入力してログオンすれば、ルーターの設定画面が表示されます。
設定画面が表示されない場合は、マニュアルなどで呼び出し用のIPアドレスを確認して試してください。

図A-4-1 ルーターの設定画面を呼び出す。

STEP-1
インターネットエクスプローラを起動して、共通の準備作業でメモしておいた「Default Gateway」の値をアドレス欄に入力します。
STEP-2
ルーターのパスワード入力画面が表示されるので、ユーザー名とパスワードを入力し、OKボタンをクリックしてください。
STEP-3
これで、ルーターの設定画面が表示されました。画面左側に、いろいろな設定のメニューが表示されています。


 サーバー用パソコンのIPアドレスを固定する

まず、サーバー用パソコンのIPアドレスが起動するたびに変化してしまわないように、割り当てたIPアドレスを固定しておきます。

図A-4-2 IPアドレスの固定。

STEP-1
画面左側のメニューで「ルータ設定」を選び、さらに「DHCP設定」を選択します。
STEP-2
表示された設定画面の下側にある「固定IPアドレスで使用する端末の情報設定」に、下図の例のように次の2項目を設定し(①)、追加ボタンをクリックします(②)。
 IPアドレス:サーバー用パソコンに割り当てられているIPアドレス(共通の準備作業でメモした「IP Address」)
 MACアドレス:共通の準備作業でメモした「Physical Address」の値
 ※ 図A-0のStep3では「00-06-5B-」というように「-」で区切られていますが、ここでは区切り記号として「:」を使用しています。
STEP-3
入力した内容が下側のリストに追加されたことを確認し、確認ボタンをクリックしてください。
STEP-3
下側の送信ボタンが使えるようになるのでクリックします。
STEP-3
画面左側のメニュー下側にある反映ボタンをクリックします。
STEP-3
システム更新の確認が表示されるので、OKボタンをクリックしてください。少しして最初の設定画面に戻れば設定完了です。


 インターネット側からのホームページ呼び出しに応答できるようにする

インターネットとの通信はすべてルーターが中継するため、自分のホームページをインターネット側から誰でも呼び出せるようにするには、ルーターに対して、ホームページの呼び出しをサーバー用パソコンに中継するように設定しておく必要があります(本文47ページ参照)。

図A-3-3 呼び出しに応答できる設定を行う。

STEP-1
画面左側のメニューで「ルータ設定」を選び、さらに「NAPT設定」を選択します。
STEP-2
表示された設定画面の「静的NAPT設定」欄を以下のように設定し(①)、追加ボタンをクリックします(②)。
 割り当てWAN側受信ポート範囲:80 ~ 80
 プロトコル種別 :TCP
 LAN側転送IPアドレス :サーバー用パソコンに割り当てられているIPアドレス(共通の準備作業でメモした「IP Adderss」)
 LAN側転送ポート :80
STEP-3
入力した内容が下側のリストに追加されたことを確認し、確認ボタンをクリックしてください。
STEP-4
下側の送信ボタンが使えるようになるのでクリックします。
STEP-4
画面左側のメニュー下側にある反映ボタンをクリックします。
STEP-4
システム更新の確認が表示されるので、OKボタンをクリックしてください。少しして最初の設定画面に戻れば設定完了です。
以上で、インターネット側からのホームページ呼び出しをサーバー用パソコンに転送するようになりました。


 設定の確認

では、設定がうまくいったかどうか確認してみましょう。

図A-3-5 設定の確認。

STEP-1
インターネットエクスプローラを立ち上げて「アドレス(D)」欄にプロバイダーから通知されたIPアドレスを入力します。
STEP-2
下図のような「おめでとうございます!」と書かれた初期画面が表示されましたか? この画面が表示されれば、ルーターの設定は正常です。


 携帯電話による試験方法

携帯電話からインターネット(iモード、EZメニュー、vodafone live!)に接続し、URL直接入力で「http://IPアドレス」という形でアドレスを指定しても、自分のサーバーを呼び出せるはずです。携帯電話用のホームページではありませんが、この段階では「おめでとうございます」と表示されるだけのテスト用ホームページなので、携帯電話でも問題なく表示できるはずです。


《ルーターの設定がうまくいかなかった場合の対処法》

図A-3-6 ルーターのログイン画面が表示された例。

STEP-1
ルーターのログイン画面が表示されたとき
ルーターのログイン画面が表示されたときには、ルーターのファームウェア(ルーターを動かしているソフト)のバージョンが古い可能性があります。ファームウェアを最新のものに更新してください。
ファームウェアの更新方法はルーターのマニュアルで確認するか、メーカーのカスタマーセンターに問い合わせしてください。

図A-3-7 IPアドレスの検索結果画面が表示された例(この画面例ではMSNでの検索結果ですが、環境によってはGoogleやYahoo!の検索結果画面が出ます)。

STEP-1
IPアドレスの検索結果画面が表示されたとき
IPアドレスの検索結果画面が表示された場合は、次の2つの可能性があります。
・AN HTTPDが正常に起動されていない
 一度AN HTTPDを終了させて、再度実行(ダブルクリック)してください。
・ルーターの「NAPT設定」が誤っている
 ルーターの設定のうち「NAPT設定」部分を確認してください(図A-4-3参照)。
 特に、図A-4-3の②で入力した「LAN側転送IPアドレス」の値と、共通の準備作業でメモした図A-0の③の「IP Address」の値とを比較し、同じになっているか確認してください。

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