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2.Buffalo BBR-4HG

 ルーターの設定画面を呼び出しましょう

ルーターの設定画面は、調べておいたIPアドレスを使ってインターネットエクスプローラで呼び出します。「アドレス(D)」欄にIPアドレスを入力すると、パスワードの入力画面が表示されます。ここで、ユーザー名とパスワードを入力してログオンすれば、ルーターの設定画面が表示されます。
設定画面が表示されない場合は、マニュアルなどで呼び出し用のIPアドレスを確認して試してください。

図A-1-1 ルーターの設定画面を呼び出す。

STEP-1
インターネットエクスプローラを起動して、共通の準備作業でメモしておいた「Default Gateway」の値をアドレス欄に入力します。
STEP-2
ルーターのパスワード入力画面が表示されるので、ユーザー名(①)とパスワード(②)を入力し、ログインボタンをクリックしてください(③)。
STEP-3
設定画面の「TOP」画面になります。ここで、右下にあるアドンバストボタンをクリックしてください。


 サーバー用パソコンのIPアドレスを固定する

まず、サーバー用パソコンのIPアドレスが起動するたびに変化してしまわないように、割り当てたIPアドレスを固定しておきます(本文、44ページ参照)。

図A-1-2 IPアドレスの固定。

STEP-1
[アドバンスト]ボタンで呼び出した設定画面です。画面左側のメニューで「LAN設定」を選び、さらに「DHCPサーバ」を選択します。
STEP-2
表示された設定画面の一番下にある「リース情報」部分で、リストからサーバー用パソコンに割り当てられているIPアドレス(共通の準備作業でメモした「IP Address」)を探し、右側の手動割当に変更ボタンをクリックします。
STEP-3
「DHCPサーバ設定-手動割り当て設定」画面になるので、下側の「リース情報」のうち、サーバー用パソコンに対応するIPアドレスの「状態」が、「手動割当」になっていることを確認してください(①)。確認したら、画面左上にある登録・保存ボタンをクリックして登録します(②)。
設定を保存しています...完了」画面が表示され、設定が保存され、自動的に再起動します。
STEP-4
保存が終わるとDHCPサーバーの設定画面に戻るので、一番下の「リース情報」のリストからサーバー用パソコンに割り当てられているIPアドレスを探し、「状態」が「手動割当」になっていることを確認します。以上で、IPアドレスを固定できました。


 インターネット側からのホームページ呼び出しに応答できるようにする

インターネットとの通信はすべてルーターが中継するため、自分のホームページをインターネット側から誰でも呼び出せるようにするには、ルーターに対して、ホームページの呼び出しをサーバー用パソコンに中継するように設定しておく必要があります(本文47ページ参照)。

図A-1-3 呼び出しに応答できる設定を行う。

STEP-1
画面左側のメニューで「ネットワーク設定」を選び(①)、さらに「アドレス変換」を選択します(②)。「アドレス変換設定」画面が表示されたら、設定画面の一番下にある「アドレス変換ルールを入力」ボタンをクリックします(③)。
STEP-2
各項目を以下のように設定し、「ルールを追加」ボタンをクリックします。
 グループ :新規追加
 WAN側IPアドレス :ブロードステーションのWAN側IPアドレス
 プロトコル(WAN側) :HTTP(TCPポート:80)
 LAN側IPアドレス :サーバー用に固定したIPアドレス(この例では、192.168.11.2)
STEP-3
設定した内容が「アドレス変換テーブル」に追加されたことを確認し、画面左上の登録・保存ボタンをクリックして登録します。保存が終わるとアドレス変換の設定画面に戻るので、「アドレス変換テーブル」のリストに設定した内容が表示されていることを確認します。以上で、インターネット側からのホームページ呼び出しをサーバー用パソコンに転送するようになりました。


 セキュリティの設定をしておく

このルーターは、セキュリティの設定が簡単にできます。他人が勝手に家の中に入ってこないように、セキュリティの設定をしておきましょう。

図A-1-4 セキュリティの設定。

STEP-1
設定画面の上側で「機能設定」タブをクリックして選択し、表示された画面で「セキュリティレベルを設定する」を選択します。
STEP-2
レベルを設定する画面になるので、「高」または「中」を選択し、下側の「設定」ボタンをクリックします。


 設定の確認

では、設定がうまくいったかどうか確認してみましょう。

図A-1-5 設定の確認。

STEP-1
インターネットエクスプローラを立ち上げて「アドレス(D)」欄にプロバイダーから通知されたIPアドレスを入力します。
STEP-2
右図のような「おめでとうございます!」と書かれた初期画面が表示されましたか? この画面が表示されれば、ルーターの設定は正常です。


 携帯電話による試験方法

携帯電話からインターネット(iモード、EZメニュー、vodafone live!)に接続し、URL直接入力で「http://IPアドレス」という形でアドレスを指定しても、自分のサーバーを呼び出せるはずです。携帯電話用のホームページではありませんが、この段階では「おめでとうございます」と表示されるだけのテスト用ホームページなので、携帯電話でも問題なく表示できるはずです。


《ルーターの設定がうまくいかなかった場合の対処法》

図A-1-6 ルーターのログイン画面が表示された例。

STEP-1
ルーターのログイン画面が表示されたとき
図A-1-6のようなルーターのログイン画面が表示されたときには、ルーターのファームウェア(ルーターを動かしているソフト)のバージョンが古い可能性があります。ファームウェアを最新のものに更新してください。
ファームウェアの更新方法はルーターのマニュアルで確認するか、メーカーのカスタマーセンターに問い合わせしてください。

図A-1-7 IPアドレスの検索結果画面が表示された例(この画面例ではMSNでの検索結果ですが、環境によってはGoogleやYahoo!の検索結果画面が出ます)。

STEP-1
IPアドレスの検索結果画面が表示されたとき
IPアドレスの検索結果画面が表示された場合は、IPアドレスに入力ミスがないか確認してください。ミスがない場合は、次の2つの可能性があります。
・AN HTTPDが正常に起動されていない
 一度AN HTTPDを終了させて、再度実行(ダブルクリック)してください。
・ルーターの「アドレス変換」が誤っている
 ルーターの設定のうち「アドレス変換」部分を確認してください(図A-1-3参照)。
 特に、図A-1-3の②で入力した「LAN側IPアドレス」の値と、共通の準備作業でメモした図A-0の③の「IP Address」の値とを比較し、同じになっているか確認してください。

図A-1-8 「ページを表示できません」画面が表示された例。

STEP-1
「ページを表示できません」画面が表示された場合
図A-1-7と同じ原因で起こります。図A-1-7の場合と同じ対処方法を行ってください。

PHP,XOOPSのインストール方法


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