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11.ちょっと配線を確認しておきましょう

自宅サーバーを作るためには、そのサーバーをインターネット回線につながないといけません。実際にLANケーブルなどで配線する必要があるので、まず最初に、自宅の通信回線がどのように配線されているか、確認しておきましょう。

・フレッツ光の場合
壁の回線の末端から今お使いのパソコンの間に、機器は何個ありますか?

1個の場合
その機器の「品名」のところに「~終端装置」もしくは「~ONU」と書いてあるはずです。その場合は、現在はルーターを
使わずパソコンを回線に直結しているということなので、新たにルーターを用意する必要があります
用意するルーターは、最近の「ブロードバンドルーター」と呼ばれるものでしたら、基本的にはどのメーカーのどの機種でもかまいません。ルーターの設定がはじめての方は、この本またはホームページに紹介してある機種を用意されるのがよいでしょう。

2個の場合
壁側から数えて1個目の機器の「品名」のところに、「~終端装置」もしくは「~ONU」と書いてあるはずです。
壁側から数えて2個目の機器がルーターです。メーカーと機種を確認して、この本の付録やホームページにない機種のときは、ルーターのマニュアルを用意しましょう。
3個以上の場合
壁から数えて3個目の機器は、もう1台のルーターか、ハブ(HUB)と呼ばれる装置です。
メーカーや機種名で確認し、もしルーターのようなら、最初のルーターとの関係でどのように使っているのか、状態を確認する必要があります。普通はルーターを2台重ねる必要はないので、誰が何のためにそうしたか調べて、その人に聞いてみてください。
ルーターではなくハブの場合は、何も気にしなくてかまいません。ルーターにはパソコンからのLANケーブルをつなぐところが数個用意されていますが、それで足りない場合に、二股コンセントのような働きのハブという機器で接続数を増やせます。
ハブは特別な設定をしなくても使える機器なので、あってもなくても違いはありません。
無線接続の場合
壁の回線の末端から線をたどって、最後に接続されている機器がルーターです。
メーカーと機種を確認して、この本の付録やホームページにない型番のときは、マニュアルを用意しておきましょう。

・フレッツADSLの場合
壁の回線の末端から今お使いのパソコンの間に、機器は何個ありますか。

1個の場合
その機器の「品名」または「名称」のところに「ADSLモデム」とあれば、ルーター機能のないモデム専用機です。
その場合は、現在はルーターを使わずパソコンを回線に直結しているということなので、新たにルーターを用意する必要があります。
用意するルーターは、最近の「ブロードバンドルーター」と呼ばれるものでしたら、基本的にはどのメーカーのどの機種でもかまいません。ルーターの設定がはじめての方は、この本またはホームページに紹介してある機種を用意されるのがよいでしょう。
その機器の「品名」または「名称」のところに「~ルーター」とあれば、ADSLモデムとルーターの兼用機です。メーカーと機種を確認して、この本の付録やホームページにない機種のときは、その機器についてきたマニュアルを用意しましょう。「品名」「名称」に型番だけ記載されていてルーター機能があるか判断できない場合は、メーカーに確認してください。

なお機種によっては、ADSLモデムと壁の回線の間に「スプリッタ」と呼ばれる小さな機器があり、ADSLモデムと電話機に分岐させている場合があります。スプリッタは特に設定の必要がない機器なので気にしなくてかまいません。スプリッタを内蔵しているADSLモデムなら、壁の回線末端から直接ADSLモデムにつながり、そこから電話機につなぐようになっています。
2個の場合
壁側から数えて1個目の機器がADSLモデムです。「品名」または「名称」のところに「ADSLモデム」と書いてない場合は、念のためメーカーに問い合わせてもいいでしょう。
壁側から数えて2個目の機器がルーターです。メーカーと機種を確認して、この本の付録やホームページにない型番のときは、ルーターのマニュアルを用意しておきましょう。
3個以上の場合
壁から数えて3個目の機器は、もう1台のルーターか、ハブ(HUB)と呼ばれる装置です。Bフレッツの場合と同様なので、
そちらを参照してください。
無線接続の場合
壁の回線の末端から線をたどって、最後に接続されている機器がルーターです。
メーカーと機種を確認して、この本の付録やホームページにない型番のときは、マニュアルを用意しておきましょう。

第2章 ホームページサーバーを作ろう


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