8.anhttpdを「サービス」として起動するようにしておくといい
anhttpdには、「サービスとして起動する」という機能があります。この場合の「サービス」というのは、Windowsの機能の一部として自動的に起動して常に使えるようにしておくこと、と考えればいいでしょう。
サーバー用のパソコンでは、必ずサーバーのソフトを起動して使います。それならば、サーバー機能をWindowsの一部として組み込んでしまえば、Windowsを起動するのと同時にサーバー機能が働くようになるわけです。
この場合、anhttpdがWindowsの一部になるので、Windowsを起動した後からanhttpdを起動する必要はありません。Windowsが使える状態になれば、自動的にanhttpdも起動しています。また、Windowsそのものの一部として働くので、Windows XPにログオンしないで「ようこそ」画面にしたままでも、ちゃんとanhttpdが働いています。セキュリティの面からも、こうしておけばログオンパスワードを知っている人しかサーバーを変更できません。
anhttpdの最初の状態では、サービスとして起動するようになっていません。その設定を変更するためには、前項図2-8で「サービス」タブに切り替え、図2-9のような画面を出してください。ここで「サービス」欄をチェックし、OKボタンをクリックするだけです。
なお、サービスとして起動するようにしてあっても、普通に起動した場合と同様、タスクトレイにanhttpdのアイコン([httpd])が表示されています。これを右クリックしてメニューから「オプション 一般」を選べば、いつでも設定を変更できます。