2.XOOPSをインストールする
XOOPSのインストールに入る前に、XOOPSの動作に必要な環境を確認します。
・WWWサーバー:AN HTTPDがインストールされている
・データベース:MySQLがインストールされている
・PHP:PHPがインストールされている
上記の3つが確認できたら次に、
・PHPからMySQLが呼び出せるようにします
・MySQL上にXOOPS用のデータベースを用意します
・ PHPからMySQLが呼び出せるようにします
図B-2-1 PHPからMySQLが呼び出せるようにします。
- STEP-1
- 「スタート」メニューから「マイ コンピュータ」をクリックします。
- STEP-2
- 「マイ コンピュータ」画面で「ローカル ディスク(C:)」をダブルクリックします。
- STEP-3
- 右のような画面が出た場合は右中央の「このフォルダの内容を表示する」をクリックします。
- STEP-4
- 「php」フォルダをダブルクリックします。
- STEP-5
- 「libmysql.dll」ファイルを選択し、左のメニューから「このファイルをコピーする」をクリックします。
- STEP-6
- 「項目のコピー」画面で「ローカル ディスク(C:)」-「WINDOWS」-「system32」を順にクリックします。
- STEP-7
- 右のように「system32」フォルダが選択できたら、「コピー」ボタンをクリックします。
- STEP-8
- 「スタート」メニューから「コントロールパネル(C)」をクリックします。
- STEP-9
- 下のような画面が出た場合は「パフォーマンスとメンテナンス」をクリックします。
- STEP-10
- 「システム」をクリックします。
- STEP-11
- 下のような画面が出た場合も「システム」をクリックします。
- STEP-12
- 「システムのプロパティ」画面で、「詳細設定」タブをクリックし、画面下側の「環境変数(N)」ボタンをクリックします。
- STEP-13
- 「環境変数」画面の下側の「システム環境変数(S)」内で「Path」の行を選択し、「編集(I)」ボタンをクリックします。
- STEP-14
- 「システム変数の編集」画面で、「変数値(V)」欄の最後に「;c:\php;c:\php\ext」を追加し、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-15
- 「環境変数」画面に戻ったら、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-16
- 「システムのプロパティ」画面に戻ったら、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-17
- 「スタート」メニューから「すべてのプログラム(P)」-「アクセサリ」とたどって、「メモ帳」をクリックします。
- STEP-18
- メモ帳のメニューから「ファイル(F)」-「開く(O)」をクリックします。
- STEP-19
- 「ファイルの場所(I)」でローカルディスク(C:)の「WINDOWS」を選択します(①)。「ファイルの種類(T)」で「すべてのファイル」を選択します(②)。「ファイル名(N)」に「php.ini」を入力します(③)。最後に「開く(O)」ボタンをクリックします(④)。
- STEP-20
- メモ帳のメニューから「編集(E)」-「行へ移動(G) Ctrl+G」をクリックします。
- STEP-21
- 「行番号(L):」に「599」を入力し、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-22
- 移動した行の(またはその近辺にある)「;extension=php_mysql.dll」の記述の先頭の「;」(セミコロン)を消去します。
- STEP-23
- メモ帳のメニューから「ファイル(F)」-「上書き保存(S) Ctrl+S」をクリックします。
- STEP-24
- コンピュータを再起動するため、「スタート」メニューから「終了オプション」をクリックします。
- STEP-25
- 「コンピュータの電源を切る」画面が出たら、「再起動(R)」ボタンをクリックします。
- STEP-26
- コンピュータが起動したら、Internet Explorerを起動し、「アドレス(D)」欄に「jitakuserver.net/test.php」と入力してEnterキーを押します。
- STEP-27
- 表示された画面の下方に「mysql」欄があれば、PHPからMySQLにアクセスできる状態です。
・ MySQL上にXOOPS用のデータベースを用意します
図B-2-2 MySQL上にXOOPS用のデータベースを用意します。
- STEP-1
- 「スタート」メニューから「すべてのプログラム(P)」-「MySQL」-「MySQL Server 5.0」とたどって、「MySQL Command Line Client」をクリックします。
- STEP-2
- 「Enter Password:」と表示されたら、MySQLをインストールしたときに入力したパスワード(P81の「データベースサービス管理用パスワード」)を入力し、「Enter」キーを押します。
- STEP-3
- 「mysql>」と表示されたら、
create database xoops;
と入力し、「Enter」キーを押します。
(入力の最後の文字は「;」(セミコロン)です。)
- STEP-4
- 「Query OK ・・・」の後に「mysql>」と表示されたら、
grant all on xoops.* to user_name identified by 'password';
と入力します。
(ここで、user_nameにはP81の「データベース読み書き用ID」を、passwordには「データベース読み書き用パスワード」を使用すると良いでしょう。)
「.」(ピリオド)、「*」、パスワードを囲む「’」、「;」(セミコロン)の打ち間違いに注意します。
入力内容を再度確認し、「Enter」キーを押します。
- STEP-5
- 「Query OK ・・・」の後に「mysql>」と表示されたら、
quit;
と入力し、「Enter」キーを押します。
・ XOOPSのダウンロード
受け入れ準備ができたところでXOOPSをダウンロードしてみましょう。図B-2-3 XOOPSのダウンロード。
- STEP-1
- インターネットエクスプローラを起動し、「アドレス(D)」欄に「jp.xoops.org」と入力してEnterキーを押します。
- STEP-2
- 「XOOPS Cube公式サイトへようこそ」欄の下にある「最新安定バージョン」のところの「ダウンロード」へのリンクをクリックします。
- STEP-3
- 「コアパッケージ(安定版)」の欄の「zip形式」のリンクをクリックします。
- STEP-4
- 「物理的な場所」欄で一番近い場所を見つけて、その右の欄のリンク(ダウンロードのアイコン)をクリックします。
- STEP-5
- 「情報バー」画面が表示されたら、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-6
- 「ファイルのダウンロード」画面が出ないときは、「アドレス」欄の下に「セキュリティ保護のため....」のメッセージがあるのでメッセージ欄をクリックし、メニューから「ファイルのダウンロード(D)」をクリックします。
- STEP-7
- 「ファイルのダウンロード」画面が表示されたら、「保存(S)」ボタンをクリックします。
- STEP-8
- 「保存」ボタンをクリックします。
- STEP-9
- 環境によっては「ダウンロードの完了」画面がでるので、「閉じる」ボタンをクリックします。
・ XOOPSの展開
図B-2-4 XOOPSの展開。
- STEP-1
- 保存したファイル「xoops-2.0.16a-JP.zip」を右クリックし、メニューから「開く(O)」をクリックする。
- STEP-2
- 下のような画面が表示されたら、左のメニューの「ファイルをすべて展開」をクリックする。
- STEP-3
- 「次へ(N)」ボタンをクリックします。
- STEP-4
- 「ファイルを下のディレクトリに展開する(D)」欄に「C:¥」と入力し、「次へ(N)」ボタンをクリックする。
- STEP-5
- 「展開されたファイルを表示する(H)」にチェックが付いているのを確認して、「完了」ボタンをクリックします。
- STEP-6
- 下図のように、「xoops・・・」というフォルダがあるの確認します。次にXOOPSサイトを格納するフォルダを作成するために、左のメニューで「新しいフォルダを作成する」をクリックします。
- STEP-7
- 新しいフォルダの名前に「xoops」を入力します。
- STEP-8
- 「xoops-2.0.16a-JP」フォルダをダブルクリックすると、下ような画面になります。「html」フォルダをダブルクリックします。
- STEP-9
- 「html」フォルダの中身が表示されたら、メニューから「編集(E)」-「すべて選択(A) Ctrl-A」をクリックします。
- STEP-10
- 左のメニューの「選択した項目をコピーする」をクリックする。
- STEP-11
- 「項目のコピー」画面が表示されたら、「xoops」フォルダを選択し、「コピー」ボタンをクリックする。
- STEP-12
- 「戻る」ボタンを数回クリックし、「xoops」フォルダが表示されている画面に戻ったら、「xoops」フォルダをダブルクリックします。
- STEP-13
- 「xoops」フォルダの中の「cache」フォルダを選択し、右クリックする。メニューが表示されたら、「プロパティ(R)」を選択し、クリックします。
- STEP-14
- 「cacheのプロパティ」画面で、「属性」欄の「読み取り専用(R)」をクリックし、「読み取り専用」の左のマークを空欄にした後、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-15
- 「属性変更の確認」画面が表示されたら、「このフォルダ、およびサブフォルダとファイルに変更を適用する」にマークが付いているのを確認して、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-16
- 「templates_c」フォルダを選択し、右クリックする。メニューが表示されたら、「プロパティ(R)」を選択し、クリックします。
- STEP-17
- 「templates_c」のプロパティ」画面で、「属性」欄の「読み取り専用(R)」をクリックし、「読み取り専用」の左のマークを空欄にした後、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-18
- 「属性変更の確認」画面が表示されたら、「このフォルダ、およびサブフォルダとファイルに変更を適用する」にマークが付いているのを確認して、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-19
- 「uploads」フォルダを選択し、右クリックする。メニューが表示されたら、「プロパティ(R)」を選択し、クリックします。
- STEP-20
- 「uploads」のプロパティ」画面で、「属性」欄の「読み取り専用(R)」をクリックし、「読み取り専用」の左のマークを空欄にした後、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-21
- 「属性変更の確認」画面が表示されたら、「このフォルダ、およびサブフォルダとファイルに変更を適用する」にマークが付いているのを確認して、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-22
- 「mainfile.php」ファイルを選択し、右クリックする。メニューが表示されたら、「プロパティ(R)」を選択し、クリックします。
- STEP-23
- 「mainfile.phpのプロパティ」画面で、「属性」欄の「読み取り専用(R)」をクリックし、「読み取り専用」の左のマークが空欄なのを確認した後、「OK」ボタンをクリックします。
・ WEBサーバー(AN HTTPD)の設定
図B-2-5 WEBサーバーの設定。
- STEP-1
- 画面右下の「AN HTTPD」アイコンを右クリックして、メニューから「オプション一般(G)」をクリックします。(「AN HTTPD」アイコンがない場合は「AN HTTPD」が起動しているか、アイコンが隠れていないかどうかチェックしてください)
- STEP-2
- 「オプション/一般」画面が表示されたら、「エイリアス」タブを選択します。「実行パス」欄の下にある「追加」ボタンをクリックします。
- STEP-3
- 「エイリアス」画面で、「仮想パス:」欄に「/xoops」を、「ローカルパス:」欄に「c:¥xoops」を入力し、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-4
- 「実行パス」欄で入力した「仮想パス」のデータを確認して、「OK」ボタンをクリックします。
- STEP-5
- 確認画面が出たら、「OK」をクリックします。
・ XOOPSのインストール
図B-2-6 XOOPSのインストール。
- STEP-1
- Internet Explorerを起動し、「アドレス(D)」欄に「jitakuserver.net/xoops」と入力してEnterキーを押します。
- STEP-2
- 「インストール作業に使用する言語を選択してください」で「japanese」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
- STEP-3
- 「XOOPS 2.0 インストールウィザードへようこそ」画面が出たら、内容を一読し、「次へ」ボタンをクリックします。
- STEP-4
- 「ファイルのアクセス権のチェック」でマークがすべて「緑」なら、「次へ」ボタンをクリックします。
- STEP-5
- 「データベース、およびパス・URLの設定」画面に必要な情報を入力します。(入力内容は下記参照)入力が終了したら「次へ」ボタンをクリックします。
データベースサーバ:「mysql」を選択
データベースサーバのホスト名:「localhost」を入力
データベースユーザ名:P81の「データベース読み書き用ID」を入力
データベースパスワード:P81の「データベース読み書き用パスワード」を入力
データベース名:「xoops」を入力
テーブル節頭語:「xoops」を入力
データベースへ持続的接続:「いいえ」にマークが付いているのを確認
XOOPSへのパス:「c:/xoops」を入力
XOOPSへのURL:「http://自分のドメイン/xoops」を入力
- STEP-6
- 「設定内容の確認」画面が表示されたら、全画面で入力した情報に誤りがないか確認して、「次へ」ボタンをクリックします。
- STEP-7
- マークがすべて「緑」なら、「次へ」ボタンをクリックします。
- STEP-8
- マークがすべて「緑」なら、「次へ」ボタンをクリックします。
- STEP-9
- 「データベース設定の確認」画面が表示されたら、全画面で入力した情報に誤りがないか確認して、「次へ」ボタンをクリックします。
- STEP-10
- マークがすべて「緑」なら、「次へ」ボタンをクリックします。
- STEP-11
- マークがすべて「緑」なのを確認しながら、下へスクロールします。
- STEP-12
- マークがすべて「緑」なら、「次へ」ボタンをクリックします。
- STEP-13
- 必要な情報を入力します。(入力内容は下記参照)
管理者ユーザ名:サイトを管理するときのユーザ名。この例では「kanrisha」
管理者メールアドレス:サイトを管理するときに使用するメールアドレス。
この例では「kanrisha@jitakuserver.net」
管理者パスワード:サイトを管理するときのユーザ名と対になるパスワード。
管理者パスワード(再入力):上記パスワードを再入力。
- STEP-14
- マークがすべて「緑」なら、「次へ」ボタンをクリックします。
- STEP-15
- インストールが終了しました。ご苦労様でした。作成されたXOOPSの基本サイトを開くには、「ここ」のリンクをクリックします。もしくは「アドレス(D)」欄に「自分のドメイン/xoops」を入力します。
- STEP-16
- 「ユーザ名:」欄にサイトの「管理者ユーザ名」を、「パスワード:」欄に「管理者パスワード」を入力し、「ログイン」ボタンをクリックします。
- STEP-17
- 「ユーザーメニュー」欄に「管理者メニュー」が表示されていれば、管理者としてのログインが成功しました。これでインストールはすべて完了しました。
おめでとうございます