4.それでは大掃除です
番犬(ウイルス対策ソフト)が手に入ったら、それを使って展示室の大掃除をしましょう。
実際の操作方法は使用するソフトによって異なるのですが、基本的な手順はどれを使っても同様です。
・ 番犬の準備を整えましょう
子鬼(コンピュータウイルス)は、どんどん進化していきます。それに対抗するために、番犬(ウイルス対策ソフト)は
常に訓練された状態(最新バージョン)でなくてはいけません。
自宅にきたばかりの番犬は、訓練が古いかもしれません。必ず最初に「更新」の機能を使って、最新の状態に訓練しなおしてください。また、必ず「自動更新」の機能があるはずなので、それを有効にしておきましょう。
・ 展示室全体を大掃除します
番犬の準備ができたら、展示室(サーバー)全体を大掃除してもらいます。
実際の操作方法は使用するソフトによって異なりますが、どんなソフトでも「パソコン全体をスキャンする」という
機能があるはずです。部分的なスキャンの機能もあると思いますが、とにかく、必ず最初に全体の完全スキャンをやっておいてください。
完全スキャンには結構時間がかかりますが、これをやっておかないと、チェックしなかった場所に子鬼(コンピュータウイルス)が潜んだままになる危険があります。それでは意味がありません。
・ 今後の安全を守ってもらうには…
パソコンがインターネットにつながっていると、そこから子鬼(コンピュータウイルス)が入り込む危険は常にあります。
そのため、番犬(ウイルス対策ソフト)は大掃除のときだけでなく、24時間常に起きていて、展示室を監視してもらわないといけません。
そのためには、番犬(ウイルス対策ソフト)の設定機能から「リアルタイムウイルススキャン」「Auto-Protect」などというものを選んで、必ず有効にしておいてください。
また、全体の大掃除(完全スキャン)は最初だけでなく、月に1度くらいやっておくようにしましょう。
理屈としては常時監視していれば大掃除は不要なのですが、実際には、監視の目をかいくぐって入り込むものもないとはいえません。監視と大掃除という二重の安全対策にしておけば、安全性はかなり高くなります。